ワールドカップサッカー2022はカタールで開催されていますが、開催までには外国人出稼ぎ労働者の苦悩があり、今その実態が浮き彫りとなっています。
今回のサッカーでは、日本がドイツに1勝し、スペインに負けたコスタリカに惜しくも負けてしまいました。
カタールのスタジアム周辺も、サッカーワールドカップで賑わいを見せていますが、今回はその舞台裏(外国人労働者)について調べてみました。
ワールドカップ2022カタール自国民の人口と外国人労働者の人口
カタールは中東のアラビア半島北東部に位置し、首都ドーハには国民の8割以上が住んでいます。
2017年初めのカタールの総人口は260万人で、そのうち31万3千人がカタール国民、残り230万人はエクスパット(海外で働くために移動した人たち)で、ほぼ外国人出稼ぎ労働者の手を借りて、経済が成り立っている状態です。
自国民は1.2%しかいないカタールの人たちにとって、海外の人たちの手を借りなければいけない深刻な状況のはずなのに、外国人出稼ぎ労働者の扱いがあまりにもずさんで問題になっています。
ワールドカップ2022カタール外国人労働者に給料支払わず強制退去!

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サッカーワールドカップの開催国で、道路の整備からスタジアムの建設など、短期間で作業するには外国人労働者の手を借りるしかなく、大勢を雇用していました。
ところが給料日になっても給料を支払われることはなく、食費や家への仕送りなど滞っていました。
国は違うけれど労働者同士で、抗議活動をすることもありましたが、一向に状況は変わることなく、結局ワールドカップを無事開催することができたら、お祓いばこ状態で、帰国のための飛行機のチケットを渡されただけでした。
結局働くだけ働かされて、強制退去を命じられるという、奴隷のような生活を送ってきたことになります。
ワールドカップ2022カタール外国人労働者問題・・EUが動き出す?
欧州連合(EU)は、独特な経済的および政治的協力関係を持つ民主主義国家の集まりです。EU加盟国はみな主権国家であるが、その主権の一部を他の機構に譲るという、世界で他に類を見ない仕組みに基づく共同体を作っています。現在27カ国が加盟しています。
引用:駐日欧州連合代表部
アイルランド、イタリア、エストニア、オーストリア、オランダ、キプロス、ギリシャ、クロアチア、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ハンガリー、フィンランド、フランス、ブルガリア、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マルタ、ラトビア、リトアニア、ルーマニア、ルクセンブルク
以上27カ国がEUに加盟しています。(2022年現在)
EU加盟国に属している国からも、カタールへ出稼ぎに行っていた国民がいたとみられ、EUでも労働者に対する雇用について協議するようです。
ワールドカップ2022カタール外国人労働者に給料支払わず亡くなった人も・・・
給料が支払われず、まともな食事もできずに、過酷な労働を強いられてきて死亡した人たちも出ています。
本当に奴隷のように扱われてきたことがわかります。
強制退去で母国に戻った男性は、ワールドカップには興味はないと、借金まみれで家族をどう養っていけば良いのか頭を悩ませていました。
生活していくためにカタールで働いてきたのに、以前よりも苦痛な生活を送ることになり、気の毒になりました。
カタール政府は、今後どのような改善策を打ち立てていくのでしょう?
ワールドカップ2022カタール外国人労働者に給料支払わず強制退去!まとめ
ワールドカップ2022サッカーはカタールで開催されていますが、開催までには外国人出稼ぎ労働者の苦悩があり、今その事実が浮き彫りとなり、EUを交えて深刻化しています。
今後どのような動きがあり、それに対する改善策はあるのか?
強制退去させられた労働者たちに対し、働いた分だけの給料が支払われるようになるのかが気になるところです。
雇用したからには最後まで面倒をみて、給料の支払いはキッチリしてほしいですよね?
家族が可哀想です。
今後の大きな課題になりそうですね。
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