夫婦や2人暮らしの家庭で災害に備える場合、「食料備蓄は2人分でどれくらい必要?」「1週間分を用意するには何を買えばいいの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
2026年11月2日、防災庁は大規模災害への備えとして、各家庭に最低3日分、できれば1週間分の水や食料を備蓄するよう呼びかけました。
2人分の食料備蓄では、1週間で合計42食分を目安に、主食やおかずを組み合わせて準備することが大切です。また、飲料水と調理用水は2人で約42リットルが必要になります。
この記事では、食料備蓄2人分の必要量を中心に、1週間分の食品リストや買い物の目安、購入費用、限られた収納スペースでも無理なく備蓄する方法をわかりやすく紹介します。
- 2人暮らしで1週間分の備蓄に必要な食料と水の量
- 2人分の食品リストと買い物チェックリスト
- スーパーや楽天・Amazonで購入する場合の費用の目安
- 限られたスペースで備蓄食料を収納・管理する方法
- 2人の食事量や好みに合わせた無理のない備蓄方法
食料備蓄2人分は何が必要?1週間分の必要量
夫婦や2人暮らしの家庭で食料を備蓄する場合は、2人が何日間生活できるかを基準に、必要な食事と飲料水の量を計算することが大切です。
災害への備えとして、2人暮らしの家庭でも最低3日分、できれば1週間分の食料と水を確保しておくことが推奨されています。
災害時には物流の停止や店舗の休業などによって、食品が手に入りにくくなる可能性があります。
そのため、2人分の食料備蓄も、まずは3日分を確保し、最終的に1週間分を目標に準備するとよいでしょう。
2人暮らしに必要な食事は1週間で42食分
2人暮らしの場合、1日3食として計算すると、1週間に必要な食事は合計42食分になります。
備蓄日数ごとの食事回数は、次のとおりです。
| 備蓄日数 | 1人分 | 2人分 |
|---|---|---|
| 3日分 | 9食 | 18食 |
| 5日分 | 15食 | 30食 |
| 7日分 | 21食 | 42食 |
ただし、42食分の主食だけを準備すれば十分というわけではありません。
ご飯やパンなどの主食に加え、たんぱく質を補える缶詰やレトルト食品、野菜を補える食品なども組み合わせる必要があります。
また、夫婦であっても、年齢や体格、活動量によって食べる量は異なります。
普段の食事量を参考にしながら、2人が無理なく食べられる量を確保しましょう。
飲料水と調理用水は2人で42リットルが目安
食料と同じように、災害に備えて十分な量を確保しておきたいのが水です。
防災庁では、飲み水と食事に使う水を合わせて、1人1日3リットルを備蓄するよう呼びかけています。
2人暮らしの場合は、次のように計算できます。
| 備蓄日数 | 2人分の水 |
|---|---|
| 1日分 | 6リットル |
| 3日分 | 18リットル |
| 5日分 | 30リットル |
| 7日分 | 42リットル |
例えば、2リットル入りのペットボトルで準備する場合、1週間分には21本が必要です。
6本入りのケースで購入するなら、4ケース(合計48リットル)を用意すると、42リットルの目安を満たせます。
ただし、42リットルは飲料水と調理用水の目安です。トイレや洗濯などに使う生活用水については、別に確保する必要があります。
また、災害時にアルファ米や乾麺などを調理する場合は、水の使用量が増えることも考えられます。
備蓄する食品の調理方法も確認しながら、必要に応じて余裕を持った量を準備しましょう。
食料備蓄2人分の食品リスト!1週間分の買い物チェック表
2人暮らしで1週間分の食料を備蓄するときは、必要な食品をリストにまとめておくと、買い忘れや数量の不足を防ぎやすくなります。
農林水産省では、米や乾麺などの主食、缶詰やレトルト食品などの主菜に加え、野菜ジュースや乾物などを組み合わせた家庭備蓄例を紹介しています。
ここでは、大人2人が1週間生活することを想定して、食品の種類と購入数量を整理しました。
主食・主菜・副菜の必要量と購入数量
2人分の食料備蓄では、ご飯やパンなどの主食だけでなく、肉や魚のおかず、野菜を補える食品も準備することが大切です。
主食には、普段から食べている米や乾麺のほか、パックご飯やアルファ米などを取り入れる方法があります。
また、主菜にはサバ缶やツナ缶、レトルトカレーなど、常温保存できる食品が便利です。
副菜については、日持ちする野菜や乾燥わかめ、野菜ジュースなどを組み合わせると、食事の種類を増やせます。
ただし、米や乾麺などは調理に水や熱源が必要です。停電や断水に備えて、開封するだけで食べられる食品も一定量用意しておきましょう。
2人分の食料備蓄チェックリスト
次の表は、農林水産省の家庭備蓄例を参考にした、大人2人・1週間分の買い物チェックリストです。
すでに自宅にある食品も含めて確認し、不足しているものから準備していきましょう。
| 確認 | 備蓄する食品 | 2人分の数量目安 |
|---|---|---|
| □ | 飲料水・調理用水 | 42L以上(2L×6本を4ケースなら48L) |
| □ | 米・無洗米 | 4kg |
| □ | パックご飯 | 6個 |
| □ | カップ麺 | 6個 |
| □ | そうめん | 300g入り×2袋 |
| □ | パスタ | 600g入り×2袋 |
| □ | 肉・魚の缶詰 | 18缶 |
| □ | レトルトカレー・丼の具など | 18個 |
| □ | パスタソース | 6個 |
| □ | 野菜ジュース・果汁ジュース | 適宜 |
| □ | 乾燥わかめ・のり・梅干しなど | 適宜 |
| □ | 日持ちする野菜 | 適宜 |
| □ | インスタント味噌汁・即席スープ | 適宜 |
| □ | ビスケット・チョコレートなど | 適宜 |
この表は、農林水産省の家庭備蓄例を参考にした買い物リストです。記載した食品をすべて購入する必要はなく、2人の食事量や好み、自宅にある食品の在庫に合わせて調整してください。
普段あまり調理をしない家庭では、パックご飯や長期保存パン、調理不要の缶詰などに一部を置き換える方法もあります。
1人分の食料備蓄についても詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。必要な食品や水の量、買い物リストを紹介しています。
関連記事:食料備蓄1週間分のリスト!必要な食べ物や水の量・買い物リストを紹介
調理用品や食器なども忘れずに準備する
2人分の食料備蓄では、食品だけでなく、災害時に調理や食事をするための道具も必要です。
特に停電やガスの供給停止が発生した場合、カセットコンロがあればお湯を沸かしたり、レトルト食品を温めたりできます。
調理用品や食事に必要なものは、次の表を参考に準備しましょう。
| 確認 | 備えておきたい用品 | 数量・確認ポイント |
|---|---|---|
| □ | カセットコンロ | 1台を目安に準備 |
| □ | カセットボンベ | 使用時間や調理内容に合わせて準備 |
| □ | 鍋・やかん | カセットコンロに対応したもの |
| □ | 紙皿・紙コップ | 2人分を必要な日数分 |
| □ | 割り箸・使い捨てスプーン | 必要な数量 |
| □ | 食品用ラップ・ポリ袋 | 各1箱程度 |
| □ | ウェットティッシュ | 必要な数量 |
| □ | 缶切り | 必要な缶詰を備蓄する場合 |
カセットボンベの必要本数は、調理する食品や使用時間によって変わります。購入する際は、使用するコンロの取扱説明書を確認してください。
また、カセットコンロを使用するときは十分に換気し、製品の使用条件を守ることが大切です。
断水時には食器を洗えないこともあるため、使い捨て食器や食品用ラップなども役立ちます。
食品と調理用品をあわせて確認し、2人で無理なく食事を準備できるように備えておきましょう。
食料備蓄2人分の費用はいくら?購入方法と予算の目安
2人分の食料を1週間分そろえる場合、「全部でいくらかかるの?」「スーパーと通販ではどちらが安いの?」と気になる方も多いでしょう。
備蓄にかかる費用は、普段から食べている食品を利用するか、長期保存できる非常食を中心に購入するかによって異なります。
ここでは、スーパーでそろえる場合と楽天・Amazonの非常食セットを購入する場合について、費用の目安や選び方を紹介します。
スーパーでそろえる場合の費用
スーパーで2人分の備蓄食料をそろえる場合は、米や乾麺、缶詰、レトルト食品などを組み合わせて購入できます。
例えば、米や乾麺を普段から多めに買い置きしている家庭では、不足している缶詰や飲料水などを追加するだけで済む場合もあります。
一方、備蓄食品をすべて新しく購入する場合は、まとまった費用が必要になります。
次の表は、2人分の備蓄食品を購入する際の費用を考えるための一例です。
| 食品の種類 | 購入数量の例 | 仮の購入金額 |
|---|---|---|
| 米・無洗米 | 4kg | 3,000円 |
| パックご飯・カップ麺・乾麺 | 必要量を組み合わせる | 4,000円 |
| 肉・魚の缶詰 | 18缶 | 4,500円 |
| レトルト食品・パスタソース | 24個 | 4,800円 |
| 野菜ジュース・スープ・その他 | 必要に応じて | 3,000円 |
| 飲料水・調理用水 | 48リットル | 3,000円 |
| 合計 | 22,300円 | |
※上記は予算を考えるために設定した仮の金額であり、実際の店舗価格を調査した結果ではありません。購入する商品や地域、時期によって費用は変わります。また、調理用品などの費用は含んでいません。
自宅にある食品を活用すれば、新たに購入する費用を減らせます。まずは備蓄リストと現在の食品在庫を照らし合わせ、不足しているものを確認しましょう。
楽天・Amazonで非常食セットを購入する場合
楽天市場やAmazonでは、2人用の非常食セットや、3日分・7日分など備蓄日数に合わせた商品が販売されています。
食品を一つずつ選ぶ手間を減らせるため、忙しい家庭や初めて備蓄食料を購入する方にも便利です。
2026年11月時点の楽天市場では、2人用3日分・18食の非常食セットが9,000円台、2人用7日分のセットが2万円台で販売されている例があります。
ただし、同じ日数のセットでも、主食だけの商品や、おかず・お菓子などを含む商品があります。
特に注意したいのは、セットに表示されている食数と、実際に必要な食事量が一致するとは限らないことです。
2人分の1週間の食事は42食が目安になるため、購入するセットの内容を確認し、必要に応じて食品を追加しましょう。
また、飲料水や調理用水が含まれない商品も多いため、食料セットとは別に水を準備する必要があります。
楽天市場とAmazonで同じ商品が販売されている場合は、セット内容に加えて価格や送料、発送予定日なども比較するとよいでしょう。
2人分の非常食をまとめて準備したい方には、ピースアップの「2人用・7日分 42食非常食セット」もおすすめです。
アルファ米14袋、携帯おにぎり14袋、パンの缶詰14缶を組み合わせた、合計42食分のセットです。2人で1週間分の主食をまとめて備蓄したい方に向いています。
製造から5年の長期保存に対応していますが、主食が中心のため、おかずや野菜を補える食品、飲料水などは別に準備しましょう。購入時には賞味期限やセット内容、発送予定日を確認してください。

Amazonでも購入できます。
PEACEUP 5年保存 非常食セット 7日分・2人用42食【Amazon】
非常食セット以外にも、長期保存パンや缶詰、レトルト食品など、災害時に役立つ食品があります。ほかの備蓄食料も比較したい方は、こちらの記事を参考にしてください。
関連記事:備蓄食料のおすすめは?災害時に役立つ食品と買っておきたいものを紹介
費用を抑えて少しずつ備蓄する方法
2人分の食料備蓄を一度にすべて購入しようとすると、家計への負担が大きくなる場合があります。
そのため、最初から完璧にそろえようとせず、まずは最低3日分を目標にして、少しずつ1週間分へ増やしていく方法もおすすめです。
例えば、普段の買い物で缶詰やレトルト食品を数個多めに購入し、翌週には飲料水や乾麺を買い足すなど、購入する食品を分けると負担を抑えやすくなります。
また、食品を使いながら補充するローリングストックを取り入れると、日常の食費の中で備蓄を管理しやすくなります。
長期保存用の非常食は必要な分だけ通販で購入し、普段使いできる食品はスーパーで買い足すなど、家庭の予算に合わせて組み合わせるとよいでしょう。
大切なのは、費用を抑えることだけでなく、災害時に2人が必要な食事を確保できるように準備することです。
2人暮らしの食料備蓄を無理なく収納・管理する方法
2人分の食料や飲料水を1週間分そろえると、ある程度の収納スペースが必要になります。
特に、水や缶詰などは重量があるため、収納場所を決めずに購入すると、置き場所に困ることもあります。
必要な食品をすぐに取り出せるように、家庭の収納スペースや食生活に合わせて管理することが大切です。
限られた収納スペースを有効活用する
2人暮らしの家庭では、キッチンや食品庫などの限られたスペースを使って備蓄する場合も多いでしょう。
そのため、備蓄する食品の大きさや重さを考え、収納場所を分けておくと管理しやすくなります。
例えば、缶詰やレトルト食品、乾麺などは食品棚にまとめ、保存水は床に近い安定した場所に置く方法があります。
特に、2人分の1週間の水は42リットルが目安となるため、保管場所の広さや床への負荷にも注意が必要です。
また、地震の揺れによって食品が落下したり、収納棚が転倒したりしないように、安全性も考えて配置しましょう。
収納場所が足りない場合は、キッチンだけでなく、廊下の収納やクローゼットなどに分けて保管する方法もあります。ただし、避難経路をふさがない場所を選ぶことが大切です。
食品を使いながら補充するローリングストック
備蓄した食品を無駄にしないためには、賞味期限を確認しながら、定期的に食品を入れ替えることが大切です。
ローリングストックとは、普段から食べる食品を少し多めに購入し、古いものから使って、消費した分を補充する備蓄方法です。
2人暮らしの場合は、どちらか一方だけが管理するのではなく、食品の保管場所や補充のルールを共有しておくと、買い忘れや重複購入を防ぎやすくなります。
例えば、缶詰やレトルト食品を使ったら買い物メモに追加するなど、日常の買い物と備蓄管理を結び付けると続けやすくなります。
また、賞味期限が近い食品を手前に置き、新しく購入した食品を奥に収納すると、古いものから使いやすくなります。
食品の入れ替えを特別な作業にせず、普段の食生活の中に取り入れていきましょう。
2人の好みや食事量に合わせて備蓄を調整する
同じ2人暮らしでも、食べる量や好み、食事の時間帯などは家庭によって異なります。
例えば、ご飯を中心に食べる人とパンを好む人では、備蓄しておきたい主食の種類も変わります。
また、少食の方と活動量が多い方では、必要な食事量に差があるため、単純に同じ数量ずつ分けるだけでは十分でない場合もあります。
そこで、普段の食事を振り返り、2人それぞれが食べやすい食品を組み合わせておくとよいでしょう。
持病などによって食事制限がある場合や、食物アレルギーがある場合は、対応した食品を別に準備することも重要です。
購入した非常食を平常時に一度食べてみると、味や量、調理のしやすさを確認できます。
2人が安心して食事を続けられるように、必要な食品を話し合いながら準備しておきましょう。
まとめ|食料備蓄2人分は必要量を確認して計画的に準備しよう
2人暮らしの家庭で災害に備える場合は、最低3日分、できれば1週間分の食料と飲料水を準備することが大切です。
1週間分の食事は2人で合計42食、飲料水と調理用水は約42リットルを目安に、主食・主菜・副菜をバランスよく組み合わせましょう。
備蓄食料は、スーパーで購入できる缶詰やレトルト食品のほか、楽天・Amazonなどで販売されている非常食セットを活用する方法もあります。
また、2人分の食品をまとめて購入する場合は、費用だけでなく、保存場所や賞味期限、調理に必要な道具も確認しておくと安心です。
一度にすべてそろえる必要はありません。自宅にある食品を確認し、不足しているものから買い足しながら、無理なく備蓄を進めていきましょう。
今回紹介した買い物チェックリストを参考に、2人の食生活に合った1週間分の食料備蓄を準備してみてくださいね。
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