漫画25巻第223話〜漫画26巻第236話まで、宿儺と五条悟の最強対決がありました。
五条が他の術師には真似できない荒技を披露し、宿儺を追い詰めてきたとドキドキした方もいたのではないでしょうか?
しかし、式神「魔虚羅(まこら)」が五条の術式に適応したことで、宿儺は「亜空切断(あくうせつだん)」という新技ができるようになってしまいました。
今回は、宿儺ができるようになった「亜空切断」を「魔虚羅」がいつ披露したのか、五条は油断していたのか調査しました。
最後まで読んでみてくださいね^^
宿儺の「亜空切断」
宿儺の「亜空切断(あくうせつだん)」とは、「相手の空間ごと切断する斬撃」のことです。
この技はもともと使えたのではなく、五条悟との戦闘中にできるようになりました。
できるようになった、と言っても宿儺が閃いてできたわけではなく、「十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)」の式神の1体である「魔虚羅」が披露した適応を“手本”にし、できるようになったのです。
“手本”があるからといってやってのけてしまう宿儺は、凄すぎですよね?
ですが、「亜空切断」はできても「魔虚羅」が初めに披露した、もう1つの適応はできないものでした。
その適応は「俺にはできない」と宿儺は発言していて、できないことはできないと言えるようです。
宿儺にできなかった初めの適応とは、「五条の不可侵を中和無効化するように、自らの呪力を変質させる」ものでした。
呪力を変質させることは、流石にできなかったようです。
とはいえ、“呪力”ではなく“斬撃”だったらできてしまう、宿儺の器用さには驚いてしまいますね^^
式神「魔虚羅」の適応
式神「魔虚羅」は、あらゆる攻撃への適応能力を持っています。
五条の術式「無下限呪術」の不可侵に適応するため、「魔虚羅」はどうしたのでしょうか?
1度目の適応
1度目の適応は、五条の領域展開「無量空処」でした。
「無量空処」が適応されたということは、その元となっている術式「無下限呪術」が適応されたのと同じです。
収束させて引き寄せる力を持っている術式順転「蒼」も「無下限呪術」からきているので、一気に五条の技が適応されてしまったことになりますよね?
「無下限呪術」は他にも、五条に触れることができない“バリア”のようなものを作っていましたが、適応したことにより五条に触れられる状態となりました。
この適応を宿儺は、
「五条の不可侵を中和無効化するように、自らの呪力を変質させる」
と言っており、呪力そのものを変化させて五条の術式を消していたようです。
2度目の適応
1度目の適応で終わることがなかった「魔虚羅」の適応は、2度目にはまた違った適応を見せました。
その適応は五条の右腕を斬り落とすことに成功し、五条に触れることなく攻撃を当てたのです。
「魔虚羅」が五条の右腕を切り落としたことに、戦闘を見ていた虎杖悠仁たちは驚きました。
その中で宿儺のみ「良い」と嬉しそうに発言していて、宿儺が待ち望んだ適応を見せたようです。
この適応を
「術式対象を五条悟ではなく、空間、存在、世界そのものまで拡張し斬る」
と宿儺は言っていました。
「亜空切断」を披露した際「至難の技であった」とも言っていましたが、それでもできてしまう宿儺の器用さには、驚きですよね?
式神「魔虚羅」に適応されたときの五条悟
式神「魔虚羅」の適応能力により、五条の不可侵の効果が効かなくなってしまいました。
五条の不可侵は、「自分に向かってくる攻撃を防ぐ」というものです。
そのため、相手がいくら凄い攻撃を仕掛けようと、五条にはまったく当たりません。
その不可侵に「魔虚羅」が適応してしまった五条は、いったいどうしたのでしょうか?
1度目の適応のとき
五条は領域展開「無量空処」と術式「無下限呪術」、術式順転「蒼」が1度目の適応のときに適応されてしまいました。
そのとき五条は、“自身の敗北”が微かによぎり、高専時代に瀕死の状態まで追い込んだ、伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)の姿を思い出します。
それと同時に沸き起こる“充足(じゅうそく)”も感じていて、五条はこの状況に満たされていく気持ちになっていました。
最強が故の孤独を味わっていた五条は、追い込まれるほど強い相手との戦いに心が躍っているようです。
そして、術式反転「赫」が適応されないよう注意しつつも、「赫」を披露した戦いを見せました。
2度目の適応のとき
五条の不可侵に「魔虚羅」が2度目の適応をし、五条の右腕を斬り落とします。
五条は驚いたような表情を見せつつ、このタイミングで宿儺が顕現させていた嵌合獣(かんごうじゅう)「顎吐(あぎと)」を、最大出力の「蒼」で倒しました。
そのあとに見せた2回目の「黒閃」で五条のボルテージが上がり、弱まっていた治癒力や攻撃力が力を取り戻していきます。
宿儺はそのとき「千年ぶりの緊張」が走っていて、ここで五条が有利な状況となりました。
五条は呪詞、詠唱を巧みに操り、「蒼」と「赫」を別々に出力を出して、虚式「茈」を発動させます。
この「茈」は五条自身も巻き込み、初めての自爆行為をしました。
自爆覚悟でやらないと攻撃が成功しないのは、やはり宿儺が強すぎることと、適応能力のある「魔虚羅」が相手だったからですよね?
そして、「茈」を受けた「魔虚羅」は倒され、宿儺も腕がなくなるなどの大ダメージを受けました。
誰もが
「五条悟が勝つ」
と希望を抱いたところで、宿儺による「亜空切断」を受けて死亡してしまいます。
五条悟は油断した?
先ほど言った通り、五条は宿儺による「亜空切断」で死亡してしまいました。
五条の不可侵に適応した「魔虚羅」を倒したことで、五条は油断していた状況だった、と言えます。
五条の腕を斬り落としたのは「魔虚羅」であって、宿儺ではありません。
そのため、五条は「魔虚羅」を倒したことで“自分に触れられる”、“攻撃が自分に当たる相手”はいなくなったことになります。
しかし、宿儺は「魔虚羅」に“手本”を求めていました。
そのことを知らない五条は「魔虚羅」がいなくなったことで、自分に不利になる相手がいなくなったことになり、気が緩んだと思います。
宿儺もボロボロにやられていたこともあり、余計に油断していたでしょう。
五条は宿儺が企んでいたことなどまったく気づかず、「亜空切断」に殺られてしまいました。
宿儺の空間切断は魔虚羅が手本?五条悟は油断した?まとめ
宿儺の「亜空切断」は、「魔虚羅」が適応したことで生まれた技でした。
「魔虚羅」という“手本”があったとしても、戦闘中にやってのける宿儺には驚かされますよね?
そして、五条の不可侵に適応し続ける「魔虚羅」にビックリです。
五条でも予想ができないほど、宿儺の臨機応変に対応できる能力はさすがだなぁ〜と思いました!
五条であっても可能性として読めないことが、やっぱりあったんですね・・・
保志メジェド
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!
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