大阪公立大学などの国際研究チームが発表した報告は、宇宙から地球に降り注ぐ微粒子「宇宙線」の中で、計算上1グラムの量でも地球を破壊できるほどの膨大なエネルギーを持つ粒子が発見されたということです。
この宇宙線は観測史上2番目に高いエネルギーを持っていて、発生源としては巨大な星の爆発などが考えられています。
私たちが知り得ることができない宇宙の神秘、スピリチャルな世界に少しだけ足を踏み入れてみましょう!
宇宙線の名前は「アマテラス粒子」
宇宙線の起源について、通常は超巨大ブラックホールや超新星爆発などが候補とされます。
しかし、最近の宇宙線到来の方向は天体が存在しない「空洞」であり、その発生源は特定されていませんでした。
この新たな宇宙線は現地時間の明け方に検出され、その解明が宇宙線の起源を明らかにする手がかりと期待されています。
その名は日本の神話に登場する太陽神である天照大神にちなんで「アマテラス粒子」と名付けられました。
以前、米国で検出された320エクサ電子ボルトの「オーマイゴッド粒子」と同様に、この新たな宇宙線の発生源もまだ特定されていません。
そして、わずか1グラムで地球を破壊する力を持つことがわかりました。
発見者・藤井准教授のコメント
大阪公立大学の藤井俊博准教授ら、日本を含む8か国の研究者が参加する国際研究チームは、2008年からアメリカ・ユタ州の砂漠に507台の検出装置を設置し、宇宙から地球に向かう微小な粒子「宇宙線」を観測してきました。
その結果、2021年5月に観測史上2番目に高い「244エクサ電子ボルト」のエネルギーを持つ宇宙線を捉えたことが報告されたのです。
発見者である大阪公立大の藤井俊博准教授は、
「これまでにないエネルギー値であり、最初は何かの間違いだと思いました。今後は観測を強化し、発生源を特定したい」
と述べました。
テレスコープアレイは、米国ユタ州の砂漠に507台の観測機器を配置し、地球の大気に突入した宇宙線の粒子群を検出しています。特に、「最高エネルギー宇宙線」と呼ばれる、1粒子で100エクサ電子ボルトを超える宇宙線を常時追跡しています。
これからの観測により、この新たな宇宙線の発生源が特定されることが期待されています。
「アマテラス粒子」危険な宇宙線は1グラムで地球破壊!まとめ
今後の研究が進展すれば、未知の天体の発見に繋がる可能性が期待されます。
宇宙から降り注ぐ粒子の観測を通じて、宇宙の成り立ちを探る研究は世界中で進められています。
国内では、岐阜県にある大型実験施設「KAGRA(カグラ)」と「スーパーカミオカンデ」が活動しています。
「KAGRA」は、星同士の衝突やブラックホールの合体によって生じる「重力波」を観測し、「スーパーカミオカンデ」は、巨大な星の寿命が尽きた際に放出される「ニュートリノ」と呼ばれる粒子を捉える役割を果たしています。
とてもスピリチャルな世界を感じる、今回の発見です。
宇宙では今何が起こっているのか、神秘な世界ですが人類を守ってほしいと思いました。
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