災害に備えて食料を準備したいと思っても、「備蓄食料はスーパーで何を買えばいいの?」「普段の買い物でそろえられるおすすめの食品は?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
備蓄食料というと、長期保存できる特別な非常食を思い浮かべるかもしれません。しかし、スーパーで販売されている缶詰やレトルト食品、パックご飯なども、災害時に役立つ備蓄食料になります。
普段から食べ慣れている食品を少し多めに購入すれば、無理なく備蓄を始められます。また、停電や断水が発生した場合を考えて、調理せずに食べられる食品も組み合わせておくと安心です。
この記事では、スーパーで買えるおすすめの備蓄食料を中心に、売り場別の買い物リストや食品の選び方、費用を抑えてそろえるコツをわかりやすく紹介します。
- スーパーで備蓄食料を選ぶときのポイント
- スーパーで買えるおすすめの備蓄食品
- 売り場別に確認できる買い物チェックリスト
- 備蓄食料を安くそろえるコツとローリングストックの方法
- スーパーと通販を上手に使い分ける方法
備蓄食料はスーパーで何を買う?おすすめの選び方
災害に備えるための食料は、特別な非常食だけでなく、普段利用しているスーパーでも購入できます。
ただし、食品によって保存期間や調理方法が異なるため、賞味期限の長さだけで選ばないことが大切です。
ここでは、スーパーで備蓄食料を購入するときに押さえておきたい2つのポイントを紹介します。
常温保存できて普段の食事にも使える食品を選ぶ
スーパーで備蓄食料を選ぶときは、常温で保存でき、普段の食事にも取り入れやすい食品を中心に考えましょう。
例えば、缶詰やレトルト食品、乾麺などは、未開封であれば常温保存できる商品が多く、日常の食事にも利用できます。
こうした食品を普段より少し多めに購入しておけば、災害時のために特別な食品を大量に買いそろえる必要がありません。
また、食べ慣れている食品であれば、災害時にも普段に近い食事を取りやすくなります。
食品を選ぶ際は、次の点を確認するとよいでしょう。
- 未開封で常温保存できること
- 家庭で無理なく保管できる賞味期限があること
- 普段の食事でも消費しやすいこと
- 家族の好みや食事量に合っていること
- 開封後の保存方法や食べ切れる量を確認できること
なお、同じ種類の食品でも、商品によって保存条件や賞味期限は異なります。購入するときは、必ずパッケージの表示を確認してください。
停電や断水でも食べられる食品を用意する
スーパーで備蓄食料を購入する際は、停電や断水が発生した場合でも食べられるかどうかを確認しておきましょう。
災害時には、電気やガス、水道が使えなくなり、普段どおりに調理できないことがあります。
そのため、加熱や水を必要とする食品だけでなく、開封してそのまま食べられる食品も備えておくことが大切です。
例えば、そのまま食べられる缶詰や常温保存できるパン、ビスケットなどは、調理設備が使えない状況でも食事に取り入れやすい食品です。
一方、乾麺やアルファ米などは、調理や戻すために水やお湯が必要になる場合があります。また、レトルト食品も商品によって食べ方が異なります。
購入前に調理方法を確認し、災害時に使える水や熱源に合わせて食品を組み合わせましょう。
特に、災害発生直後は調理する余裕がないことも考えられます。すぐに食べられる食品と、調理して食べる食品の両方を用意しておくと、状況に合わせて食事を選びやすくなります。
スーパーで買えるおすすめの備蓄食料一覧
備蓄食料をそろえるときは、主食だけでなく、おかずや栄養補給に役立つ食品も組み合わせることが大切です。
ここでは、スーパーで購入できる備蓄食料を4つに分けて紹介します。
主食になる食品|パックご飯・乾麺・パン
主食になる食品は、災害時のエネルギー補給に欠かせません。スーパーでは、米やパックご飯、乾麺、常温保存できるパンなどを購入できます。
それぞれ保存期間や調理方法が異なるため、家庭で使える調理器具や備蓄スペースに合わせて選びましょう。
| おすすめ食品 | 特徴・選ぶポイント |
|---|---|
| パックご飯 | 常温保存できる商品が多く、加熱して食べる際に便利 |
| 米・無洗米 | 普段の食事に使いやすく、無洗米なら洗米の手間を減らせる |
| うどん・そうめん | 乾麺なら比較的保存しやすく、普段の食事にも使える |
| パスタ | 主食として活用でき、レトルトソースと組み合わせやすい |
| 常温保存できるパン | 開封してそのまま食べられる商品なら調理不要 |
| シリアル・グラノーラ | 加熱せずに食べられ、朝食や軽食にも利用できる |
普段からご飯をよく食べる家庭なら米やパックご飯を中心に、パンや麺類が好きな家庭ならそれらを組み合わせるなど、食べ慣れた主食を選ぶとよいでしょう。
おかずになる食品|缶詰・レトルト食品
スーパーで備蓄食料をそろえる際は、主食と一緒に食べられるおかずも準備しておきましょう。
特に、肉や魚の缶詰、レトルト食品などは常温保存できる商品が多く、普段の食事にも取り入れやすい食品です。
| おすすめ食品 | 特徴・選ぶポイント |
|---|---|
| サバ缶・イワシ缶 | 魚を手軽に食べられ、そのまま食べられる商品も多い |
| ツナ缶 | ご飯やパンと組み合わせやすく、料理にも利用できる |
| 焼き鳥缶 | 開封してそのまま食べられる商品が多く、おかずに便利 |
| レトルトカレー | ご飯と組み合わせやすく、さまざまな味を選べる |
| レトルト丼の具 | 牛丼や親子丼など、食事の種類を増やしやすい |
| 大豆・ミックスビーンズ | 水煮や蒸し豆なら、料理に加えたりそのまま食べたりできる商品もある |
肉・魚・豆類など、異なる種類の缶詰やレトルト食品を組み合わせると、災害時の食事に変化をつけやすくなります。
栄養補給に役立つ食品|野菜ジュース・乾物・果物
災害時は、ご飯やパンなどの主食が中心になり、野菜や果物を食べる機会が少なくなることも考えられます。
スーパーで備蓄食料を購入するときは、野菜や果物を補える食品も一緒に選んでおきましょう。
| おすすめ食品 | 特徴・選ぶポイント |
|---|---|
| 野菜ジュース | 常温保存できる商品があり、野菜由来の栄養素を補う選択肢になる |
| 果汁ジュース | 飲み物の種類を増やせるが、糖分の量にも注意して選ぶ |
| 果物の缶詰 | 果物を手軽に食べられ、デザートにも利用できる |
| ドライフルーツ | 少量ずつ食べやすく、間食にも利用できる |
| 乾燥わかめ・切り干し大根 | 常温保存しやすいが、調理や水戻しが必要な場合がある |
| のり・梅干し | ご飯のお供になり、普段の食事にも取り入れやすい |
野菜ジュースや果物の缶詰などは、災害時の食事に変化をつけるためにも役立ちます。ただし、野菜ジュースだけですべての栄養を補えるわけではありません。
また、乾物は保存しやすい反面、水で戻したり加熱したりする必要があるため、調理方法を確認しておきましょう。
調理不要の食品|そのまま食べられるもの
災害発生直後に調理する時間が取れない場合には、次のような食品が役立ちます。
- ビスケット・クラッカー
- 栄養補助食品・シリアルバー
- 常温保存できるパン
- そのまま食べられる缶詰
- 個包装のせんべい・チョコレート
- ナッツ類・ドライフルーツ
これらは調理の手間が少なく、避難時の持ち出し用としても選びやすい食品です。ただし、商品ごとの保存条件やアレルギー表示は確認してください。
また、お菓子や栄養補助食品だけでは、必要な食事量や栄養を十分に確保できない場合があります。
あくまでも主食やおかずを補う食品として取り入れ、災害時にも無理なく食事を続けられるように準備しましょう。
スーパーで使える備蓄食料の買い物リスト
スーパーで備蓄食料を購入するときは、売り場ごとに食品をまとめた買い物リストがあると、買い忘れや重複購入を防ぎやすくなります。
ここでは、普段の買い物に使えるチェックリストと、予算が限られている場合の購入方法を紹介します。
売り場別の買い物チェックリスト
次の表は、スーパーで購入できる備蓄食料を売り場別にまとめたものです。
店舗によって商品の陳列場所は異なりますが、買い物の際に確認するリストとして活用してください。
| 確認 | 売り場 | 購入したい備蓄食料 |
|---|---|---|
| □ | 米・ご飯売り場 | 米・無洗米・パックご飯 |
| □ | 麺類売り場 | うどん・そうめん・パスタなどの乾麺 |
| □ | 缶詰売り場 | サバ缶・ツナ缶・焼き鳥缶・豆の缶詰 |
| □ | レトルト食品売り場 | カレー・丼の具・パスタソース |
| □ | パン・シリアル売り場 | 常温保存できるパン・シリアル・グラノーラ |
| □ | 飲料売り場 | 飲料水・野菜ジュース・果汁ジュース |
| □ | 乾物売り場 | 乾燥わかめ・切り干し大根・のり |
| □ | お菓子売り場 | ビスケット・クラッカー・チョコレート |
| □ | ドライフルーツ・ナッツ売り場 | ドライフルーツ・ナッツ類 |
| □ | 防災用品・特設売り場 | 長期保存パン・アルファ米など(取扱店のみ) |
このリストにある食品を、すべて購入する必要はありません。自宅にある食品を確認し、足りないものを中心に選びましょう。
また、買い物リストは家族の人数や食事量に合わせて調整してください。必要な数量を決めておくと、備蓄の不足を防ぎやすくなります。
1週間分の備蓄に必要な食品や水の具体的な数量を知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。1人分の買い物リストや備蓄量の目安を詳しく紹介しています。
関連記事:食料備蓄1週間分のリスト!必要な食べ物や水の量・買い物リストを紹介
予算に合わせて優先的に購入したい食品
備蓄食料を一度にそろえるのが難しい場合は、優先順位を決めて購入する方法がおすすめです。
まずは自宅にある食品を確認し、災害時にすぐ食べられるものや、飲料水が不足していないかを確認しましょう。
例えば、次のような順番で買い足すと、必要な食品を少しずつそろえられます。
| 優先順位 | 購入するもの | 確認ポイント |
|---|---|---|
| ① | 飲料水 | 家族の人数と備蓄日数に合わせて必要量を確保する |
| ② | 調理不要の主食 | 保存パンや、そのまま食べられる食品などを用意する |
| ③ | そのまま食べられるおかず | 魚・肉・豆類などの缶詰を組み合わせる |
| ④ | 普段使いできる主食・おかず | 米・乾麺・レトルト食品などを不足分だけ買い足す |
| ⑤ | 野菜や果物を補える食品 | 野菜ジュース・果物の缶詰などを組み合わせる |
ただし、この順番はあくまでも一例です。すでに飲料水や主食を十分に備蓄している場合は、不足している食品から購入してください。
また、乳幼児や高齢者、食物アレルギーがある方など、特別な食品が必要な場合は、それぞれに対応した食料を優先的に準備しましょう。
買い物の際は、購入する食品の種類だけでなく、賞味期限や保存場所も確認しておくと、家庭で管理しやすくなります。
夫婦や2人暮らしの家庭で備蓄を準備する場合は、2人分の食品や水の必要量を確認しておくと、買い物の計画を立てやすくなります。
関連記事:食料備蓄2人分は何が必要?1週間分の食品リストと必要量を紹介
スーパーで備蓄食料を安くそろえるコツ
備蓄食料をスーパーで購入する場合、特売やまとめ買いを上手に活用すると、家計への負担を抑えられます。
ここでは、購入費用を抑えるコツと、食品を無駄なく管理する方法を紹介します。
特売やまとめ買いを活用する
スーパーで備蓄食料を安くそろえたい場合は、缶詰やレトルト食品、乾麺などの特売を活用するとよいでしょう。
例えば、普段から食べているツナ缶やレトルトカレーが安く販売されているときに、通常より数個多めに購入しておく方法があります。
また、複数の商品がセットになったまとめ買い商品は、1個当たりの価格が安くなる場合があります。
ただし、まとめ買いが必ずしもお得とは限りません。購入前に内容量や個数を確認し、単品で購入する場合と価格を比較しましょう。
特に、賞味期限が短い商品や、普段あまり食べない食品を大量に購入すると、使い切れずに食品ロスにつながることがあります。
安さだけで選ばず、次の点も確認しておくと安心です。
- 1個当たり、または100g当たりの価格
- 賞味期限までの残り期間
- 家庭で無理なく消費できる数量
- 収納スペースに収まるかどうか
特売品を上手に取り入れながら、日常の食事にも使える食品を中心に購入すると、無駄な出費を抑えやすくなります。
ローリングストックで食品ロスを防ぐ
備蓄食料を無駄なく管理するためには、ローリングストックを取り入れる方法がおすすめです。
ローリングストックとは、普段食べる食品を少し多めに購入し、古いものから使い、使った分を買い足して一定量を保つ備蓄方法です。
例えば、レトルトカレーを普段から5個備えておき、1個食べたら次の買い物で1個補充するようにします。
この方法なら、食品を長期間しまい込まずに消費できるため、賞味期限切れによる食品ロスを防ぎやすくなります。
また、普段から食べ慣れている食品を備蓄できるので、災害時にも食べやすいというメリットがあります。
ローリングストックを続ける際は、次のような工夫をすると管理しやすくなります。
- よく食べる食品の備蓄数量を決めておく
- 賞味期限が近い商品を手前に置く
- 食べた食品を買い物メモに追加する
- 月に1回程度、備蓄食品の残量を確認する
ただし、ローリングストックは単に食品を買い足すだけではなく、災害時に必要な量を維持することが大切です。
普段の食事で消費する分と災害時に備える分を確認しながら、家庭に合った数量を保つようにしましょう。
特売やローリングストックを上手に組み合わせれば、毎月の食費の中で少しずつ備蓄を充実させられます。
スーパーでそろわない備蓄食料は通販も活用しよう
5年保存などに対応した非常食や、複数の食品を組み合わせた防災用セットは、スーパーによって取り扱いが限られる場合があります。
そのようなときは、楽天市場やAmazonなどの通販サイトを活用し、スーパーでそろえられない食品を補うとよいでしょう。
長期保存できる非常食セットを選ぶ
通販サイトでは、アルファ米や長期保存パンなどを組み合わせた非常食セットが販売されています。
3日分や7日分など、備蓄したい日数に合わせて商品を探せるため、必要な食品をまとめて準備したい方にも便利です。
ただし、非常食セットを購入するときは、保存期間や価格だけでなく、次の点も確認しておきましょう。
- セットに含まれる食品の種類と数量
- 家族の人数に対して十分な食事量があるか
- 主食だけでなく、おかずも含まれているか
- 水やお湯を使わずに食べられる食品があるか
- 届いた時点での賞味期限の残り期間
- 送料や発送予定日を含めた購入条件
特に「7日分」と表示されている商品でも、1人用なのか家族用なのかによって内容量は異なります。また、食品の個数がそのまま十分な食事量を意味するとは限りません。
購入前には商品説明を確認し、スーパーで購入した食品と組み合わせて、必要な備蓄量を確保しましょう。
通販の非常食セットは便利ですが、すべての食品を専用の非常食にする必要はありません。普段の買い物でそろえられる食品を基本に、不足するものだけを追加すると、費用を抑えながら備蓄できます。
スーパーでは手に入りにくい長期保存食品をまとめて準備したい方には、サイボウの「非常食7日間基本セット」がおすすめです。
アルファ米や長期保存パンなど、18種類・21品を組み合わせた非常食セットで、1人用の7日分を想定しています。製造から5年間の保存に対応し、届いた時点で賞味期限が4年6か月以上残る商品が発送されます。
ただし、主食中心のセットなので、おかずや飲料水などは別に準備する必要があります。また、発送まで時間がかかる場合があるため、購入前に最新の発送予定日を確認してください。

【予約販売:12月15日頃より順次発送予定】5年保存の非常食セット 7日分18種類21品をセットにした 非常食7日間基本セット災害食 防災食 防災セットにも
非常食セット以外にも、災害時に役立つ保存食品を比較したい方は、こちらの記事も参考にしてください。おすすめの備蓄食料や、買っておきたい食品を詳しく紹介しています。
関連記事:備蓄食料のおすすめは?災害時に役立つ食品と買っておきたいものを紹介
まとめ|備蓄食料はスーパーで買える食品から準備しよう
災害時に役立つ備蓄食料は、特別な非常食だけでなく、普段利用しているスーパーでも購入できます。
パックご飯や乾麺、缶詰、レトルト食品など、常温保存できる食品を中心に、家族の好みや食事量に合わせて選びましょう。
また、停電や断水が発生した場合に備えて、調理せずに食べられる食品も組み合わせておくことが大切です。
スーパーで買い物をするときは、今回紹介した売り場別のチェックリストを活用すると、必要な食品を確認しやすくなります。
特売やまとめ買いを利用しながら、ローリングストックで食品を消費・補充すれば、無駄を減らして備蓄を続けられます。
まずは自宅にある食品を確認し、不足しているものから少しずつ買い足して、無理のない食料備蓄を始めてみてくださいね。
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